年金だけで入れる老人ホームの探し方

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年金収入だけで入れる老人ホームを探すには、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム(ケアハウス)、養護老人ホーム、住宅型有料老人ホームの低価格帯などを対象に、特定入所者介護サービス費(補足給付)や高額介護サービス費といった軽減制度をフル活用することがポイントです。「年金だけでは無理」と諦めず、制度を正しく使えば月10万円台前半で入れる選択肢は十分にあります。

今回は、高齢者の年金収入の実態、月額10万円台で入れる施設の種類、活用できる軽減制度、探し方のコツについて、大阪ハピネス老人ホーム紹介センターが解説いたします。

高齢者の年金収入の実態

厚生労働省の公的データを参考にすると、年金月額の平均値は次の通りです(2024年度厚生労働省年金局統計)。

年金種別 月額平均(目安)
国民年金(老齢基礎年金) 約5万6千円
厚生年金(老齢厚生年金、基礎年金含む) 約14万6千円
夫婦2人(モデル世帯) 約22〜23万円

国民年金のみの方は月5〜6万円、厚生年金を受給している方は月14〜16万円、夫婦合算で20万円台が典型です。これを踏まえて、現実的に入居可能な施設を探していきましょう。

月額10万円台前半で入れる施設の種類

1. 特別養護老人ホーム(特養)

公的施設で月額負担が最も軽い選択肢です。要介護3以上の方が対象で、原則として終身利用が前提となります。

  • 多床室なら、補足給付対象者で月7〜10万円程度に収まる
  • ユニット型個室でも、補足給付を活用すれば月10〜12万円程度
  • 生活保護受給者の受け入れにも対応している施設が多い

難点は、人気が高く待機期間が長い場合があること。複数施設に並行して申し込み、待機中の住まいも検討する必要があります。

2. 軽費老人ホーム(ケアハウス)

身寄りがない、または家族との同居が難しい60歳以上の方を対象とした、社会福祉法人や自治体が運営する低価格の高齢者向け施設です。

  • 所得に応じた利用料軽減があり、月6〜13万円程度が相場
  • 食事・入浴サービスが付いた「A型」と、自立した暮らしを支援する「B型」があったが、現在は「ケアハウス(C型)」に統一
  • 介護型ケアハウスでは要介護状態でも住み続けられる

3. 養護老人ホーム

環境上の理由および経済的な理由で、自宅での生活が困難になった高齢者を市町村の措置によって入所させる施設です。

  • 本人または扶養義務者の負担能力に応じて利用料が決まる
  • 住民税非課税世帯であれば月数千円〜数万円で済む場合も
  • 市町村への申請(措置入所)が必要で、空きが限られる

4. 低価格帯の住宅型有料老人ホーム

近年、月額10〜15万円台の低価格な住宅型有料老人ホームも増えてきています。

  • 立地が都心から外れた地域に多い
  • 必要な介護サービスは外部の訪問介護等を利用(自己負担分のみ)
  • 看取り対応の有無、医療連携の手厚さに施設差が大きい

5. 介護型サ高住の低価格帯

サ高住の中にも月額13〜17万円台の選択肢があります。家賃が抑えられた郊外型の施設や、社会福祉法人運営の施設に多く見られます。

活用できる軽減制度

特定入所者介護サービス費(補足給付)

特養・老健・介護医療院・ショートステイの居住費と食費を軽減する制度です。住民税非課税世帯の方が対象で、所得段階に応じて4段階に分かれます。

段階 主な対象 軽減後の食費(目安) 軽減後の居住費(多床室)
第1段階 生活保護受給者など 1日300円 0円
第2段階 世帯非課税で年金等80万円以下 1日390円 1日430円
第3段階(1) 世帯非課税で年金等80〜120万円 1日650円 1日430円
第3段階(2) 世帯非課税で年金等120万円超 1日1,360円 1日430円

※2024年8月以降の金額。「介護保険負担限度額認定証」の交付申請が必要です。

高額介護サービス費

月の介護サービス自己負担合計が一定額を超えると、超過分が後日払い戻されます。世帯非課税の方は月額上限が24,600円(個人なら15,000円)に抑えられます。

その他の軽減

  • 社会福祉法人による利用者負担軽減制度(社福法人が運営する特養や老健で適用される場合あり)
  • 高額医療・高額介護合算療養費制度(年間の医療+介護自己負担合計の上限)
  • 市町村独自の介護保険料軽減・利用料軽減制度

探し方のコツ

  1. 年金額と預貯金を正確に把握する:収入だけでなく、いくらまで支払えるかの予算を決める
  2. 地域包括支援センターに相談:お住まいの地域で空きのある低価格施設の情報がもらえる
  3. 介護保険負担限度額認定証の申請:該当する方は事前に申請しておく
  4. 多床室の施設を優先候補に:同じ施設でも個室との価格差は大きい
  5. 立地より価格を優先する選択肢も:郊外には低価格な施設が多い
  6. 紹介センターに相談:複数の選択肢を一括で比較できる

よくある質問

Q. 国民年金だけの単身者でも入れる施設はありますか?

あります。特養(多床室)で補足給付の第1〜2段階が適用される方なら、月5〜7万円程度に収まることが多く、年金収入だけで十分賄える可能性があります。生活保護受給者を受け入れている施設も少なくありません。

Q. 預貯金が少ないと入居拒否されますか?

特養や軽費老人ホームなどの公的施設では、預貯金額を理由に入居拒否されることは原則ありません。有料老人ホームの場合は、入居一時金や保証人の有無で判断されることがあります。生活保護を視野に入れた施設探しなら、地域包括支援センターや福祉事務所への相談がおすすめです。

Q. 入居後にお金が足りなくなったら?

生活保護の申請を福祉事務所で行うことで、住居費(住宅扶助)・生活費(生活扶助)・医療費(医療扶助)・介護費(介護扶助)がカバーされます。担当のケアマネジャーや施設の相談員に相談すれば、申請のサポートをしてもらえます。

まとめ

「年金だけでは老人ホームに入れない」というのは誤解です。施設の種類と軽減制度を正しく組み合わせれば、年金収入の範囲で安心して暮らせる選択肢は十分にあります。大切なのは、早めに情報を集めて準備することです。

大阪ハピネス老人ホーム紹介センターでは、年金額やご予算に合わせた老人ホームのご提案、補足給付などの制度活用のご相談を承っております。費用は一切いただきませんので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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