高齢者の防災グッズチェックリスト

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高齢者向け防災グッズとは、災害時の3日〜1週間を生き延びるために必要な備品で、健康な人向けの一般リストに加え、薬・介護用品・嚥下対応食などを補強したものです。

「防災グッズは買ったから大丈夫」という方も、内容を確認すると一般向けのセットだけで、高齢者特有のニーズがカバーされていないことがほとんどです。常用薬・おむつ・特殊食・補聴器の予備電池など、高齢者ならではの必須アイテムを点検しましょう。今回は高齢者の防災グッズチェックリストについて、大阪ハピネス老人ホーム紹介センターが解説いたします。

「3日分の備え」から「1週間分」への移行

以前は防災備蓄の目安は3日分とされていましたが、近年は大規模災害の長期化を受けて「最低1週間分」が推奨されるようになりました。高齢者は若年層より物資調達が難しいため、可能なら1〜2週間分の備えが望ましいとされています。

物資不足は災害発生から数日後がピークです。コンビニ・スーパーが復旧するまで、自治体・自衛隊の支援が届くまで、自力で生き延びる必要があります。高齢者は無理な並びや遠方移動ができないため、家にあるもので過ごせる備えが命綱となります。

必要量の目安 1人1日 1人1週間
飲料水 3リットル 21リットル
食料 3食分 21食分
トイレットペーパー 1ロール 7ロール
カセットコンロガス 1本(3食用) 7本
携帯トイレ 5回分 35回分

高齢者特有の必需品

一般の防災グッズに加え、高齢者には以下のアイテムが必須です。常用薬・お薬手帳のコピー・処方箋のコピー(再処方の際に必要)、補聴器の予備電池、メガネの予備、入れ歯と洗浄剤、杖・歩行器の予備、おむつ・尿取りパッドなど。

慢性疾患のある方は、医療情報をまとめた「医療情報カード」を作成しましょう。病名・服用中の薬・主治医の連絡先・アレルギー・緊急連絡先を一枚にまとめ、財布や非常持ち出し袋に入れておきます。意識不明時にも医療スタッフが対応できます。

嚥下機能が低下している方には、嚥下調整食・とろみ剤の備蓄も。普通食を食べられない方が一般の備蓄食品で過ごすと誤嚥のリスクが高まります。介護用品店・ネット通販で長期保存可能な介護食を入手できます。

高齢者特有の必需品 備蓄目安
常用薬 1週間分以上
お薬手帳のコピー 非常持ち出し袋に常備
補聴器予備電池 1か月分
メガネ予備 1個
大人用おむつ・パッド 1週間分
嚥下調整食・とろみ剤 1週間分
携帯用洗浄剤(義歯) 1か月分

持ち出し袋と家庭備蓄の使い分け

防災グッズは2種類に分けて準備します。「持ち出し袋」(避難時にすぐ持ち出すもの・5〜7kg程度)と「家庭備蓄」(自宅避難で使うもの・大量)です。

持ち出し袋には、最低限の水・非常食(3食分)・薬3日分・お薬手帳・現金・身分証コピー・懐中電灯・笛・モバイルバッテリー・ウェットティッシュなど、生命維持と情報入手に必要な物を厳選します。高齢者には重すぎない3〜5kg程度に抑えるのがコツです。

家庭備蓄は自宅避難用に大量に。水・食料・トイレ用品・カセットコンロ・電池・ラジオなど、1週間分以上を分散保管します。一箇所にまとめず、複数の収納場所に分けて置くと、家屋の一部損壊にも対応できます。

定期的な点検と更新

防災グッズは備えっぱなしでは意味がありません。年に2回、3月11日(東日本大震災)と9月1日(防災の日)を点検日として、内容を確認しましょう。

消費期限のチェックが最重要。水・非常食・薬・電池はすべて期限があります。古いものは普段の食事や使用に回し、新しいものを備える「ローリングストック」を習慣化します。

衣類の入れ替えも忘れずに。冬は防寒着、夏は涼しい服装と扇子・うちわなど、季節に応じて中身を入れ替えましょう。サイズが合わなくなったものも交換が必要です。

よくある質問

Q. 防災グッズはどこで購入できますか?
A. ホームセンター・大手通販(Amazon・楽天)・防災専門店で揃えられます。「高齢者向け防災セット」として組まれた商品もあり、初めての方はセットから始めると効率的です。介護用品はカインズ・ニトリの介護コーナー、福祉用具専門店で。

Q. 一人暮らしの親に防災グッズを送りたいです
A. 送って終わりにせず、一緒に内容確認・置き場所決め・取り出し練習をしてください。本人が中身を把握していないと、いざという時に使えません。1〜2か月に一度の訪問で、防災用品の状態を一緒にチェックする習慣を。

Q. 認知症の親への防災対策は?
A. 認知症の方は自分での避難判断が困難です。GPS発信機(衣類・靴に装着)、名前と連絡先を書いた連絡カード、緊急通報装置の設置などが効果的。災害時要援護者名簿への登録も必須です。

まとめ

高齢者向け防災グッズは、一般向けにプラスして「医療・介護」関連用品が必要です。「3日分」ではなく「1週間以上分」を目標に、ローリングストックで日常に組み込みましょう。

備品を揃えるだけでなく、定期点検・家族との情報共有・使い方の練習も大切です。形だけの備えではなく、いざという時に本当に役立つ実用的な準備を進めてください。災害は予測できませんが、備えは今日から始められます。

大阪ハピネス老人ホーム紹介センターでは、防災体制が整った施設のご紹介も承っております。一人暮らしでの災害対策に不安を感じておられる方は、お気軽にご相談くださいませ。

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