エンディングノートの書き方

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エンディングノートとは、ご自身に万が一のことがあったとき、ご家族や周囲の方に伝えたい情報や希望を整理しておくノートのことです。遺言書のような法的効力はありませんが、医療・介護・葬儀・財産・人間関係など、家族が判断に迷いやすいことを書き残しておけば、残された方の精神的負担を大きく減らすことができます。

今回は、エンディングノートと遺言書の違い、書いておくべき項目、書き方のコツ、保管方法について、大阪ハピネス老人ホーム紹介センターが解説いたします。

エンディングノートと遺言書の違い

項目 エンディングノート 遺言書
法的効力 なし あり(民法に基づく)
書ける範囲 自由(医療・介護・葬儀・思いなど) 財産分与、相続人指定など法定事項
形式 自由(市販ノート・PCなど何でも可) 厳密(自筆証書・公正証書など)
費用 無料〜数千円(市販品) 自筆は無料、公正証書は数万円
家庭裁判所の検認 不要 自筆証書は原則必要(法務局保管なら不要)

財産の相続を確実に意思通りに進めたい場合は遺言書、それ以外の幅広い希望を伝えたい場合はエンディングノート、と使い分けるのが一般的です。両方を併用される方も増えています。

書いておきたい項目チェックリスト

基本情報・自分自身のこと

  • 氏名、生年月日、本籍、住所、家系図
  • マイナンバー、年金番号、健康保険証番号(原本は別保管)
  • 運転免許証、パスポートの番号
  • 趣味、好きなもの、嫌いなもの、大切にしている価値観

医療・介護に関する希望

  • かかりつけ医、服用中の薬、アレルギー、持病
  • 延命治療を希望するか(人工呼吸器、胃ろう、心肺蘇生など)
  • 告知の希望(余命など、本人に伝えてほしいか)
  • 介護が必要になった場合の希望する形(在宅か施設か、希望施設)
  • 認知症になった場合のお金の管理を任せたい人

財産・口座・契約に関する情報

  • 銀行口座一覧(銀行名・支店名・口座番号、暗証番号は別管理)
  • 証券会社、保険会社の契約内容
  • 不動産、自動車、貴金属など主な資産
  • クレジットカード、サブスクリプション、月額契約
  • 借入金、ローン、連帯保証人になっている契約
  • SNS・メールなどデジタルアカウント情報

葬儀・お墓に関する希望

  • 葬儀の形式(一般葬・家族葬・直葬など)、規模、宗派
  • 葬儀社の希望、互助会の加入状況
  • 遺影に使ってほしい写真の場所
  • お墓の場所、納骨方法(納骨堂・樹木葬・散骨など)
  • 連絡してほしい人のリスト

家族・友人へのメッセージ

感謝の言葉、伝えきれなかった想い、家族への希望など。形式は自由で、手紙形式でも箇条書きでも構いません。

書き方のコツ

完璧を目指さず、書ける項目から始める

最初から全部を埋めようとせず、思いついた項目から少しずつ書いていきます。書きながら自分の希望が明確になっていくことも多いので、まずは1ページから始めてみてください。

定期的に見直す

住所、口座、医療の希望、家族構成などは時間とともに変わります。誕生日や年末など、年1回の見直しタイミングを決めておくと安心です。古い情報は二重線で訂正し、日付を入れます。

暗証番号やパスワードは別管理に

エンディングノート本体には「銀行口座があること」までを書き、暗証番号やネット口座のパスワードは別の場所(貸金庫や信頼できる家族に預ける、専用のパスワード管理サービスなど)に分けて保管します。紛失・盗難時のリスク管理として重要です。

保管方法と家族への伝え方

せっかく書いても、家族が存在を知らなければ役に立ちません。次の2点は必ず行ってください。

  • 存在を1人以上の信頼できる家族に伝える
  • 保管場所を共有する(金庫、本棚の特定の場所など)

「もし何かあったらここを見て」と一言伝えておくだけで、いざというときの混乱を大きく減らせます。

よくある質問

Q. 何歳から書き始めるのが良いですか?

明確な決まりはありませんが、近年は40代・50代から書き始める方も増えています。元気なうちに書いておくことで、判断力が衰えた後でも自分の希望が反映されやすくなります。書く行為自体が、ご自身の人生を整理する良い機会にもなります。

Q. 市販のノートと自由なノート、どちらが良いですか?

初めて書く方には、項目があらかじめ整理された市販のエンディングノート(書店やネットで1,000〜2,000円程度)が書きやすくおすすめです。書き慣れてきたら、自分流にアレンジしても構いません。

Q. デジタル(PCやスマホ)で書いても良いですか?

構いませんが、ご家族がアクセスできなければ意味がなくなります。アカウント情報の引き継ぎ方を必ずセットで決めておいてください。紙との併用が安心です。

まとめ

エンディングノートは、残されるご家族へのいちばんの贈り物です。書き始めるのに早すぎることはありません。完璧を目指さず、まずは書けるところから始めてみてください。

大阪ハピネス老人ホーム紹介センターでは、老人ホームへのご入居に伴う身辺整理、医療・介護の希望のまとめ方など、エンディングノート関連のご相談もお受けしております。お気軽にお問い合わせくださいませ。

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